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直海谷川
【のうみだにがわ】


奥三方(おくさんぽう)山(標高1,601m)を水源とする手取川支流。1級河川。流長8.4km。奥三方山からほぼ西流し,途中,滝谷・桑原・オンソリ谷・コンソリ谷を合わせ,河内村下折(そそり)から北西に流れを変えて板尾西で板尾大谷と,口直海(くちのみ)で手取川と合流。流域には久保・板尾・内尾(うつお)などの集落があり,林業や農業を営む。手取川ダムの建設に伴い,本流左岸の仏師ケ野(ぶしがの)で取水した水を利用した手取第二発電所が久保付近にあり,合流点近くの口直海にある第三ダムに集水されて鶴来(つるぎ)町中島の第三発電所に送られる。流域の過疎化が著しく下折は廃村化。内尾の村営キャンプ場や内尾温泉開湯などの過疎対策が試みられている。




KADOKAWA
「角川日本地名大辞典」
JLogosID : 7088978