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白米坂
【はくまいざか】


珠洲(すず)市のほぼ中央,上戸(うえど)町地内にある坂。「郷土辞彙」に「珠洲郡中の内大口から飯田に向ふ山路」とあり,国鉄能登線珠洲飯田駅の西約5km,標高260m。県有林道宝立山線が通る。新第三紀中新世の凝灰岩からなり,海側から白米を流したように見えるところから命名したという。若山川複向斜帯の南側にあたり約6kmにわたって白米坂逆断層が連続,東端は急傾斜で南の飯田背斜帯に接する。古来,若山川上流域の集落と海岸の上戸・飯田とを結ぶ間道として利用。近年は市民のハイキングや山菜採りでにぎわう。




KADOKAWA
「角川日本地名大辞典」
JLogosID : 7089070