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三ツ谷川
【みったんがわ】


「みつだんがわ」ともいう。福井県との県境の尾根を水源とする東俣谷(ひがしまただに)川・中俣谷川・西俣谷川が西高山(標高1,189m)東方で合して三ツ谷川となり,白峰(しらみね)村市ノ瀬の約1.5km下方で牛首川に合流する支川。1級河川。流長2.81km。3河川の合流点には出作小屋を主体とする白峰の小字三ツ谷,牛首川との合流点対岸には小字赤岩があった。市ノ瀬と3小字の等距離にあたる合流点左岸に白峰小学校赤岩分校があったが,経済変動と,昭和36年の北美濃地震,同38年豪雪のため両集落とも無住地となり,赤岩分校も閉校された。西俣谷川の水源にあたる小原峠は平安期から白山宮越前馬場平泉寺からの登山路で,川筋を通って市ノ瀬へ通じた。また,東俣谷川と中俣谷川の間の尾根筋を通って,福井県大野市打波町小池に抜ける杉峠がある。




KADOKAWA
「角川日本地名大辞典」
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