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柳谷
【やなぎだに】


白山弥陀ケ原(みだがはら)を水源とする別当谷・甚之助(じんのすけ)谷が合流する別当出合より市ノ瀬の上方800mで岩屋俣(いわやまた)谷と合流して牛首川となるまでの谷。別当出合の下方500mでは岐阜県境の大屏風(おおびようぶ)付近を水源とする赤谷(あかだん)を合わせる。谷の両岸は手取統に属する礫岩や砂岩・頁岩が互層をなし,崩壊が激しいため砂防堰堤が連続的に建設されているが,堰堤は地盤ごと移動するといわれる。右岸中腹の道路建設により白山登山基地が市ノ瀬から別当出合に移ったが,途中には猿壁などの絶壁もある。六万橋が市ノ瀬より柳谷川を渡る。




KADOKAWA
「角川日本地名大辞典」
JLogosID : 7090226