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山田川
【やまだがわ】


鵜川(うかわ)川ともいう(加越能大路水経)。鳳至(ふげし)郡能都(のと)町鵜川の中心部を東南に流れる。2級河川。流長11.46km。能都町大田原(おおだわら)および柏木(かしわぎ)に源を発し,鮭尾(さけお)を経て本木(ほんき)川を合わせ,瑞穂(みずほ)・柿生(かきお)・小垣(おがき)を流れ,鵜川で富山湾に注ぐ。近世,流域の村々は山田郷と呼ばれ,川名の由来との関連が想起される。上流の鮭尾という地名は竜大明神の祭礼に贄(にえ)としてサケがあがったという故事による(能登名跡志)。今も山田川にはサケ属が若干溯上する。




KADOKAWA
「角川日本地名大辞典」
JLogosID : 7090267