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尼来峠
【あまきとうげ】


甘木峠とも書く。遠敷(おにゅう)郡名田庄村と京都府綾部市の境にある峠。標高約550m。頭巾(とうき)山の北に位置する。小浜に住んだという八百比丘尼が,名田庄村納田終の谷口から峠を越えて来たことからこの名がつけられたという。北東の県境にはこの八百比丘尼が,綾部から佐分利川の谷(大飯(おおい)郡大飯町)へ下ってきたという尼公峠がある。現在この峠に通じる道は地形図にもなく,廃道に近いが,谷口から西に延びる尼来谷を登ることはできる。




KADOKAWA
「角川日本地名大辞典」
JLogosID : 7090724