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浦底湾
【うらそこわん】


底浦・壺浦ともいう。敦賀湾北西部の小湾入。敦賀半島先端近くの東岸にあり,明神崎・水島に抱かれる。湾名は湾岸の集落浦底によるか。南東を除いて陸地に遮閉され,荒天には船の避難に利用された。文久元年10月には大野藩の洋式帆船大野丸も浮囲(冬季の避泊)している。湾口の色ケ浜(いろがはま)は歌枕。湾岸は道らしい道もなく陸の孤島であったが,湾奥に昭和45年3月日本原子力発電の敦賀発電所が建設され,敦賀市街中心と自動車道路で結ばれた。浦底には県水産試験場もある。




KADOKAWA
「角川日本地名大辞典」
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