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宇波西川
【うわせがわ】


上瀬川とも書き,気山(きやま)川ともいう。矢筈(やはず)山南腹に発して西流し,気山付近から北流して久々子(くぐし)湖に注ぐ川。流程約4.5km。川の名は北陸道7か国きっての名社宇波西神社の前を流れることによるか。気山川も気山を流れることによろう。上流は三方断層の急崖に必従の急流となり,山麓に小扇状地を作る。寛文2年の地震以前は水月(すいげつ)湖の水が東へあふれ出て,宇波西川の下流に入っていた。文和元年8月朔日付須磨久盛・弥五郎連署状に鮭川のことが見え,かつて鮭がさかのぼったことが知られる。




KADOKAWA
「角川日本地名大辞典」
JLogosID : 7091248