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永平寺川
【えいへいじがわ】


「名蹟考」では諏訪間(すわま)川という。吉田郡永平寺町を流れる九頭竜川の支流。流程約9.8km。川の名は永平寺,また下流の集落諏訪間(永平寺町)による。永平寺町と上志比(かみしひ)村境の大仏寺山(だいぶつじさん)から発し,すぐ虎斑滝(こはんのたき)となって落下,剣ケ峰沢の水を合わせ,永平寺の境内を流れる。門前で大工谷(だいくたに)川を,市野々(いちのの)で市野々川を合わせて北流し,鳴鹿(なるか)大堰のすぐ下流で九頭竜川に合流する。荒谷以下中流には小河谷平野が開ける。「名蹟考」に「此川筋に冬に至てあまご杜父魚多し」また「大なるは六七寸のものあり。霰杜魚と称す」とあり,以前はアマゴがよく釣れたという。




KADOKAWA
「角川日本地名大辞典」
JLogosID : 7091266