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大坂
【おおさか】


南条郡今庄町杣木俣(そまきまた)と今立郡池田町東俣の間にある約4kmの坂道。旧道は段ノ岳の南東1km付近で峠を越えた尾根づたいの道であった。旧県道西角間今庄線が通り,現在は主要地方道今庄池田線が通るが,自動車の通行は不能。大正9年県道に編入され大坂道として改修されたが,勾配が急なため再三変更され,旧角間線のユリ峠の下にトンネルを開削する計画がある。杣木俣と杉谷は戦国期は池田郷に属しており,この坂は頻繁に利用された。元治元年には武田耕雲斎ら水戸浪士の一団が通過した。




KADOKAWA
「角川日本地名大辞典」
JLogosID : 7091361