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雄島
【おしま】


三保島ともいう。坂井郡三国町安島(あんとう)の西約300m沖にある島。面積0.1km(^2),周囲約1.5km。台地状をなし,標高36m。島内に大湊神社が祀られ,別称は同社の古名三保大明神にちなむ。また,雄島の名の由来は,「越前地理指南」に「開闢の時此島と免鳥村の島に異鳥一ツ宛すむ,此島には雄栖は御雄島と号ク,免鳥の島には雌なれは雌島と号しつる由」と見える。安山岩からなり,南岸に顕著な柱状節理をみせる。北西の風波にさらされた北・西岸を除いてタブノキ・シイ林を主とする暖地性植物55科153種をもつ。安島との間を雄島橋で結ばれ,観光客も訪れるが,島に渡る人は少ない。




KADOKAWA
「角川日本地名大辞典」
JLogosID : 7091556