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観音川
【かんのんがわ】


細呂木(ほそろぎ)川ともいう。県の北端近く,加越山地西端と加越台地との間を流れる川。流長約7.3km。川名は宇根の補陀洛(ほだらく)山畝畦寺に祀られた伝泰澄大師作の観音に由来する。坂井郡金津(かなづ)町宇根(うね)の東の県境山地に発し,西流または北に流れて細呂木で北潟湖に注ぐ。上流は深い谷を刻むが,畝市野々(うねいちのの)・牛ノ谷(うしのや)は袋状の谷となり,沢より下流はかつて沼沢性の湿地で埋積の谷底平野が広がる。この間の流路は耕地整理により直線状となる。また,指中(ゆびなか)から牛ノ谷へ谷沿いにJR北陸本線が通過する。




KADOKAWA
「角川日本地名大辞典」
JLogosID : 7092072