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児屋ノ川
【こやのかわ】


古くは小谷川とも書いた。敦賀市北東端の天筒(てづつ)山麓から気比神宮の北を流れ,港町で敦賀湾に注ぐ川。流程約1km。川名の由来は不明。敦賀津内町の東部を流れ,この川から東を川東または川向といった。文化13年に疋田(ひきた)より川幅9尺の舟川が開削され気比神宮前御手洗(みたらし)川を通り児屋川に通じた。笙ノ川(しょうのかわ)に合流していた木ノ芽川も,洪水時の舟川への影響から一時児屋川に合流するよう改修されたが,のちに旧に復し,舟川も天保5年に全廃された。洪水も多く,近くは明治28年7月の被害の記録が「敦賀郡誌」にある。第2次大戦後埋立てにより川幅を狭め,現在は主に生活廃水を集めて流れる。




KADOKAWA
「角川日本地名大辞典」
JLogosID : 7092569