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大日峠
【だいにちとうげ】


勝山市北部,石川県境尾根の兜山東の鞍部にある峠。標高約930m。峠名は「名蹟考」に「大日峠 大日堂跡泰澄護摩堂あり」とある。勝山市野向(のむき)町横倉と石川県小松市新保町との間に道が越える。また,豊原寺(丸岡町豊原)から尾根筋を通る白山禅定道の道筋にあたり,前記の大日堂云々もこれにかかわる。近世には加賀の大日川上流の山村と越前の経済的な結びつきが強く,東の新又越とともに往来があった。現在は自動車は通行不能で,越える人も稀である。




KADOKAWA
「角川日本地名大辞典」
JLogosID : 7093475