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宝尾峠
【たからおとうげ】


大飯(おおい)郡高浜町日置(へき)から同郡大飯町川上へ通じる道の町境にある峠。標高約440m。峠名は峠の川上側の下にあった宝尾の集落(今廃村)による。山の尾根に宝物を埋蔵したからというのは俗説であろう。日置から関屋川の支流日置川をさかのぼり,分水嶺の峠を越えて佐分利川上流の川上へ下りる。古来海産物と山村の産物が峠を越えて運ばれた。今は越える人もない。




KADOKAWA
「角川日本地名大辞典」
JLogosID : 7093541