角川日本地名大辞典 中部地方 福井県 13 宝尾峠【たからおとうげ】 大飯(おおい)郡高浜町日置(へき)から同郡大飯町川上へ通じる道の町境にある峠。標高約440m。峠名は峠の川上側の下にあった宝尾の集落(今廃村)による。山の尾根に宝物を埋蔵したからというのは俗説であろう。日置から関屋川の支流日置川をさかのぼり,分水嶺の峠を越えて佐分利川上流の川上へ下りる。古来海産物と山村の産物が峠を越えて運ばれた。今は越える人もない。 KADOKAWA「角川日本地名大辞典」JLogosID : 7093541