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道人窟
【どうじんくつ】


大野市北西部,大野市街地から北西約5kmの大矢戸町北方の山中にある岩穴。地名の由来は不明。「帰雁記」は「道元禅師一年御籠りなされし岩屋と言有り」と記すが,深山木は「昔仙人の住しとも行人の住しともいふなり。或いは屋の内によこほれる石ありて,あまたの文字をゑりたる……おほくは消失て読ときがたきものになんありける。そがなかに康治元歳のもじはまぎるる方なく見ゆるをもておもへば,千とせの昔のものなりけり」と述べる。かつての山岳修行者の岩屋籠りの行場跡かと思われる。




KADOKAWA
「角川日本地名大辞典」
JLogosID : 7093900