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灯籠見坂
【とうろみざか】


遠路見坂ともいう。丹生郡清水町坪谷から同町大森・山内へ越える山道。最高点標高約100m。泰澄大師が修行の旅から夜遅く越知(おうち)山へ帰る時,坂の上で越知山の灯籠の火を目当てに歩いた事から名がついたという。また,大森の賀茂神社の灯籠の火が見えることからともいう。鯖江市北部の足羽川流域と志津川上流の谷を結ぶ短絡路となる。明治以降は営所道とも呼ばれ,福井市鮎川方面から鯖江歩兵第36連隊へ入営する者が,同市一光(いかり)・末(すえ)を通り,この坂を越えたという。




KADOKAWA
「角川日本地名大辞典」
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