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金山峠
【かなやまとうげ】


北巨摩(きたこま)郡須玉町の北東部にある峠。標高1,518m。金山集落の北方約1,000mの地。第2次大戦までは幽邃な山間の小径が通じ,人馬による増富鉱泉と小尾の黒森集落との連絡路であったが,戦後は自動車道に拡張されて,昔日の面影はない。カラマツ・アカマツの林とマルバダケブキ・シモツケソウなどの亜高山帯植物と昆虫類が多い。当峠を頂点とする黒森・増富ラジウム鉱泉を結ぶ周遊道路は,自然観察路として,また瑞牆(みずがき)山の観賞コースとして,近時注目されるに至った。




KADOKAWA
「角川日本地名大辞典」
JLogosID : 7096492