巌道峠
【がんどうとうげ】
道志(どうし)山地の長尾(1,107m)の東方約2kmにある鞍部。標高約800m。南都留(みなみつる)郡道志村久保と同秋山村安寺沢・神野を結ぶ峠。「国志」には当峠を通る坂を強盗(がんどう)坂とし,「秋山村ヨリ道志村ノ久保ニ越ユル坂路ナリ」と述べる。秋山村の東端県境に近く富岡集落がある。秋山川の支流安寺沢川が合流し,川の中ほどに安寺沢の集落がある。「国志」に「富岡ヨリ南アテラ沢マデ三十町,アテラ沢ヨリ久保マデ一里余」とある。
| KADOKAWA 「角川日本地名大辞典」 JLogosID : 7096687 |