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神座風穴
【しんざふうけつ】


南都留(みなみつる)郡鳴沢村にある溶岩洞。国天然記念物。富士北麓の溶岩洞穴のうち最大。洞の総延長約350mで,洞外の天井陥落溶岩溝を合わせると600mに達する。洞内には水や氷がなく,気温は洞内外とも大差なく,きわめて換気がよい。当洞穴に沿って蒲鉾穴が独立状に存在するが,規模は当風穴の半分である。当風穴の末端近くに眼鏡穴がある。小規模であるが,約27mを隔てて相対する2つの噴気孔をもち,これが底部において相通じているという珍しい洞穴。




KADOKAWA
「角川日本地名大辞典」
JLogosID : 7097357