仙峨滝
【せんがたき】

仙娥滝とも書く。甲府市中央部，御岳昇仙峡の北端にある滝。高さ23m。３段になって落ちる。両岸には雄大な覚円峰・天狗岩がそびえ，絶景である。滑らかな花崗岩の岩膚を落ち，仙女をおもわせることから滝名が起こった。昇仙峡の名称もそこから起こっている。また落下した水塊から飛び散るしぶきの様子から沸玉(にえたま)という呼称もある。当滝上は底平な河原で，土産物店や飲食店，展望台への昇仙峡ロープウエーの発着駅があり，観光客でにぎわう。

KADOKAWA 「角川日本地名大辞典」 JLogosID : 7097437