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千波の滝
【せんばのたき】


県の南部,御坂(みさか)山地の蛾ケ岳と大畠山の中間の寺ケ平山に源をもつ蛇沢にかかる滝。高さ136.86m・幅16.36m。西八代(にしやつしろ)郡三珠(みたま)町畑熊(はたくま)にある。滝名の由来は「千波ケ滝」(国志)によるという。「高五拾丈巾廿間畑熊組にあり,寺ケ平山の巓より瀉下す瀑二段を為し匹練の如く自沫飛散して頗る奇観なり流末小河を為し字入道にて芦川に入る」(市郡村誌)とあり,滝高は,県内では石空(いしうとろ)川にかかる北精進ケ滝,清沢川にかかる獅子滝に次いで第3位,冬季氷結し空滝となる時は第1位。県道梯三珠線の中山地内からの眺めはすばらしく,特に冬季結氷時は絶佳である。




KADOKAWA
「角川日本地名大辞典」
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