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鶴峠
【つるとうげ】


北都留(きたつる)郡小菅村にある峠。丹波(たば)山地中,1,349mの三角点と1,318mのピークを結ぶ稜線上の鞍部。標高約850m。桂川流域北都留郡上野原町と小菅村・丹波山村を結ぶ県道上野原丹波山線上の峠。古くは当峠越えは丹波山街道または西原街道といわれ,丹波川流域,小菅川流域,桂川流域を結び北都留郡を南北に縦貫する重要な交通路であったが,また悪路であった。最近県道上野原丹波山線の整備が行われている。鶴川の上流,当峠の南麓に小菅村に属する長作集落があり,鎌倉期の建築といわれる国重文の長作観音がある。山村隔絶集落で村役場へ行くには当峠を越えねばならない。




KADOKAWA
「角川日本地名大辞典」
JLogosID : 7097671