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転付峠
【でんつくとうげ】


伝付峠とも書く。赤石山脈東部の本県と静岡県境の稜線の鞍部。海抜1,985m。南巨摩(みなみこま)郡早川町新倉から内河内川をさかのぼり静岡市井川に達する峠。明治期に伊郡街道という広大な道路計画があり当峠を越すことが考えられた。現在,静岡県側は大井川沿いに林道が奥地までのびているが,本県側は内河内川に濁沢川が合流する広河原の先まで東京電力の専用道路が通じ,その先は徒歩道となっている。古くは赤石山脈南部の荒川岳方面に向かう登山路として多く利用された。




KADOKAWA
「角川日本地名大辞典」
JLogosID : 7097703