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常葉入
【ときわいり】


旧国名:甲斐

(近世)江戸期の広域地名。釜無川支流の常葉川の上流に沿う集落をいう。常葉村はかつて駿河脇往還の要衝として栄えた東河内随一の大村であり,甲斐源氏秋山氏の流れをくむ常葉氏の墓と伝えられる遺構がある。市之瀬にある日蓮宗妙円寺は戦国期に活動した馬場丹後守の宅跡に再建したものといわれ(国志),北川は江戸期に莚の産地として有名であった(下部町誌)。




KADOKAWA
「角川日本地名大辞典」
JLogosID : 7097736