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鳴沢氷穴
【なるさわひょうけつ】


南都留(みなみつる)郡鳴沢村軽水にある溶岩洞穴。国天然記念物。標高1,030m,長さ52m。入口は崩落によって広くなったが,内部はほぼ原形が保存されている。2つの大広間と,これを結ぶトンネルからなり,天井には水滴状の溶岩の表面が,トンネルの側壁には溶岩樹型がトンネルと並行して存在する。大氷塊があり天然氷を産出するので鳴沢氷穴と呼び,かつて富士天然氷として販売されたこともある。国道139号に近く,景勝地紅葉台にも近いので見学者が多い。




KADOKAWA
「角川日本地名大辞典」
JLogosID : 7097913