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白鳳峠
【はくほうとうげ】


中巨摩(なかこま)郡芦安村と北巨摩郡武川(むかわ)村の境にある峠。高嶺(2,778.8m)と北方,赤薙沢ノ頭(あかなぎさわのあたま)(2,553m)との間の鞍部。標高2,470m。大正14年7月地元山岳会白鳳会が鳳凰山と白根山との最短路として開削,白根と鳳凰の文字と会の名前を記念して命名。峠付近は,岩峰の崩壊したといわれる岩石の河原になっており,仙水峠・広河原峠と似ている。コメツツジ・シャクナゲの群生地。南アルプス林道開通以来,鳳凰三山の縦走を試みる登山者が活用する峠となった。白根北岳の展望台としても優れる。南アルプスでは三伏峠に次いで高い峠である。




KADOKAWA
「角川日本地名大辞典」
JLogosID : 7098036