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びんぐし川
【びんぐしがわ】


源次郎岳(1,476.6m)などに源流をもつ。重(おも)川の支流。流長4.7km。1級河川。東山梨郡勝沼町内をほぼ西流し,同町休息の北西部で重川に合流する。当河川の支流に大滝川・北洞沢がある。大滝川の上流は観光地化されている。勝沼町の北東の恩若峰(983m)から続く稜線の先端,国鉄中央本線勝沼駅の西方の丘陵を東林山と呼ぶ。当河川はこの丘陵を横切って流れているが,もとは東林山の東を南に流れ,今の田草川が流路となって右折して西に流れていたとの説もある。「勝沼町誌」には「この川は妻櫛川ともいう,大滝川下流牛奥菱山の間を流れ宮川という」「伝え云う,上古通明神上流の飛瀑に沐し頭を梳るに其の櫛化して石となる,故に川の名あり」とある。




KADOKAWA
「角川日本地名大辞典」
JLogosID : 7098201