ホッチ峠
【ほっちとうげ】
中巨摩(なかこま)郡敷島町と韮崎(にらさき)市の境界をなす稜線付近にある峠。標高約1,090m。開拓地大明神(敷島町)へ亀沢川流域の神戸から登る道路として拡幅された道路の峠であるが,現在は敷島町と韮崎方面を結ぶ近道の峠。現在は県道韮崎昇仙峡線として整備された。また茅ケ岳への登山路として重要。当峠は古くは西方からの御岳金桜神社への参詣道(朝神道)の峠である。東麓の神戸は神の途から転じて神戸となったという。西麓の茅ケ岳山麓には浅尾の一本松に道標の一番観音があり,茅ケ岳の中腹長者原の登山口に一の鳥居がたち,それから道沿い1町ごとに石の観音像が安置されている。当峠付近には町天然記念物の饅頭石が産出される。
| KADOKAWA 「角川日本地名大辞典」 JLogosID : 7098359 |