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焼山峠
【やけやまとうげ】


乙女高原(1,600~1,700m)と小楢(こなら)山(1,712.5m)の鞍部。標高1,520m。東山梨郡牧丘町北原の塩平と,開拓地柳平を結ぶ通称峰越林道が通る峠。峠の北には琴川水系の発電所の取水口があり,金峰泉の鉱泉がある。柳平は第2次大戦後の開拓地で,金峰牧場として1,500mまで耕地があって,わが国最高所の農業集落。過疎化が進み,牧丘小学校の柳平分校は生徒数が減少している。当峠道と連絡する金峰(きんぷ)山の参拝登山口の杣口からの林道が開通する以前は,当峠道は乙女鉱山の硅石搬出路としてまた柳平開拓地を結ぶ道としてきわめて重要であった。峠には地元の人々によって立派な休憩小屋が設けられている。また,峠には子授け地蔵が祀られ,山林監視小屋もある。




KADOKAWA
「角川日本地名大辞典」
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