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会田川
【あいだがわ】


東筑摩郡四賀(しが)村・明科(あかしな)町を流れる1級河川。流長16.181km。四賀村と同郡本城村との分水界をなす地蔵峠西に発し,南西流したのち西に向きを変え,明科町で犀川に注ぐ。上流より矢久川・穴沢川・保福寺川を合わせる。中流部の四賀村会田で保福寺川と合流するが,ここに小盆地を形成する。会田から明科までは頁岩層を深く浸食し峡谷をなす。本流と保福寺川筋は,奈良期の頃から東山道およびその支道として利用されてきた。保福寺峠は上田市から浅間山麓に沿う東山道の難所であり,本流は東山道支道や江戸期は松本と長野を結ぶ北国西往還の通路であった。




KADOKAWA
「角川日本地名大辞典」
JLogosID : 7098815