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市川谷
【いちかわだに】


飯山市より下水内(しもみのち)郡栄村までの千曲川の河谷。全長約20km。飯山市・栄村と下高井郡野沢温泉村の一部を含む。鎌倉期から室町期にこの地を支配した市河氏にちなんでの呼称。大半が狭隘な河谷で平地に乏しく,特に右岸にその傾向が著しい。数本の支流が千曲川との合流点に僅かな堆積地をみるに過ぎず,小集落が点在する。県内で最も標高が低い。奥信濃でも降雪量が多く,平年積雪量は2.5~3.5m前後に達する。JR飯山線と国道117号が千曲川に沿って走るが,冬季は交通手段に支障を来すこともある。




KADOKAWA
「角川日本地名大辞典」
JLogosID : 7099214