100辞書・辞典一括検索

JLogos

11

奥信濃
【おくしなの】


県北東部の汎称。飯山市・下水内(しもみのち)郡豊田村・同郡栄村・下高井郡木島平村・同郡野沢温泉村をさす。飯水岳北地域ともいう。地形は変化に富み,西は斑尾山から鍋倉山へと続く新潟県境の関田山脈,東は毛無山から志賀高原に連なる山脈により区切られ,その奥に秋山郷がある。冬季5か月は雪に蔽われ,積雪量は飯山市街で平年2m弱,北に進むに従い1里1尺といわれ飯山市桑名川から栄村森では3~3.5mに達し,年により4mを超える。スキー場・温泉地など天然の資源を活用した観光地が各所にみられ,千曲川右岸にカヤノ平高原・牧ノ入高原・野沢温泉・秋山郷,左岸には斑尾高原・戸狩などがあり,旅館・民宿・ペンションが数多くある。近年耐雪から克雪・利雪へと行政・地域住民の意識が変わりつつある。農業が主で,米のほかエノキダケ・ナメコ・シメジ・アスパラガスなどの生産が盛ん。




KADOKAWA
「角川日本地名大辞典」
JLogosID : 7099758