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岳南
【がくなん】


県北東部の地域称。長野盆地北東の高社山以南,千曲川右岸の地域で,中野市・山ノ内町など旧下高井郡南半部をいう。昭和60年の人口5万9,040人,面積343.9km(^2)。東部は岩菅山・志賀高原などを中心とした山岳・高原地域で,上信越高原国立公園に含まれる。西に傾斜する地形は中野扇状地を経て千曲川沖積地に広がるが,北西部に長岡丘陵があり千曲川が浸食谷を形成する。高社山以北の岳北地方に較べ降雪量は少なく日照時間も長い。しかし東部山地は降雪量が多く,志賀高原はスキー場として著名で,近年奥志賀の開発も進む。山ノ内町は湯田中をはじめ各所に温泉が湧出し温泉地として知られる。稲作のほか高社山麓や扇状地を利用してブドウ・リンゴ・モモなどの果樹栽培や,エノキダケ・シメジ・アスパラガスの生産も多い。工業は高丘工業団地を中心にみられる。




KADOKAWA
「角川日本地名大辞典」
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