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涸沢
【からさわ】


飛騨山脈槍・穂高連峰の主稜線東側,南安曇(みなみあずみ)郡安曇村北部を北東~北に流れる沢。標高1,900m付近で横尾谷に合流する。源流部に,日本最大級のカール(圏谷)といわれる涸沢カールがあることで知られる。流域の最高峰は,槍・穂高連峰の主峰奥穂高岳,このほか分水界には北穂高岳・涸沢岳・前穂高岳などの高峰がそびえる。最終氷期には槍沢と同様,流域の大部分が氷食作用を受け,圏谷・氷食谷などが形成された。涸沢カールおよび北穂沢カールが圏谷の代表例であり,氷食谷は涸沢U字谷と呼ばれる。




KADOKAWA
「角川日本地名大辞典」
JLogosID : 7100200