100辞書・辞典一括検索

JLogos

8

岳沢
【だけさわ】


梓川の支流で,南安曇(みなみあずみ)郡安曇村の中北部を南流する沢。槍・穂高連峰の主峰奥穂高岳の南面に源を発し,上高地の小梨平で梓川に合流。流域には奥穂高岳をはじめ,前穂高岳・西穂高岳などの高峰がそびえ,涸沢カールがある涸沢とは,奥穂高岳~前穂高岳間の吊尾根によって隔てられている。最終氷期には氷河が発達し,圏谷が形成されたが,涸沢カールに比べ小規模なもので,洞沢U字谷のような氷食谷は形成されなかった。氷河最拡大期には,標高2,200m付近まで氷河が流下したと推定されている。




KADOKAWA
「角川日本地名大辞典」
JLogosID : 7101755