山浦地方
【やまうらちほう】
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八ケ岳西麓の地域称。諏訪湖周辺の平坦な地方からの呼称で,茅野(ちの)市と諏訪郡原村・富士見町が含まれる。標高800~1,300m。江戸期に標高1,000m以下の原野の開墾が始まり,多くの新村が形成された。高冷地だが南向きの緩やかな斜面で日照時間は長く,土壌も火山灰地だが地味は肥えていた。米作・養蚕のほか,高冷地農業試験場・八ケ岳中央修練農場・馬鈴薯原々種農場などが設置され,野菜や花卉の栽培も行われる。蓼科(たてしな)湖・白樺湖も農業用溜池としてつくられた。また別荘・ペンションなどの建設も盛ん。
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![]() | KADOKAWA 「角川日本地名大辞典」 JLogosID : 7103838 |