浅又谷
【あざまただに】

広瀬浅又谷ともいう。滋賀県境の金糞(かなくそ)岳東麓の鳥越峠に発する川。揖斐(いび)郡坂内村南西部を北流して坂内川と合流。全長約5km。花崗岩からなる穏やかな地を流れ，狭いながらも谷底平野が発達，古くから水田が開かれた。下流の広瀬地区から出作耕作が行われ，広瀬浅又はその出作集落である。最近は耕地の放棄が進み，出作耕作は滅亡に瀕している。

KADOKAWA 「角川日本地名大辞典」 JLogosID : 7104247