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阿弥陀ケ滝
【あみだがたき】


長滝ともいう。郡上(ぐじよう)郡白鳥(しろとり)町前谷にある滝。大日岳に源を発する大日川(前谷川の支流)にかかり,檜峠の東麓に位置する。高さ60mで東海一の名瀑といわれる。「滝高さ百間ばかり,飛泉巌頭より奔飛して碧潭に落ち,其形恰も数百の布を瀑すが如く,落つる音颯沓として遠近に響く。……昔時(天文年間),長滝寺の道雅法師といふ人,……護摩を焼きしかば,阿弥陀仏の像滝にうつり給ひし故,阿弥陀ケ滝と名づくなん云ひ伝ふ」(新撰美濃志)。また「泰澄大師が白山中宮を建立せし時,西北の山中に瀑を発見して長滝と名づく」(阿弥陀滝遊覧紀行)。夏季は観光客でにぎわう。




KADOKAWA
「角川日本地名大辞典」
JLogosID : 7104320