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小坂川
【おさかがわ】


飛騨川(益田(ました)川)の支流。御岳(おんたけ)山西側に源を発し,益田郡小坂町小坂地内で飛騨川に合流する。河川延長28.4km。上流部は濁河(にごりご)川と呼ばれ,兵衛谷・椹(さわら)谷・鈴蘭高原から南流する小黒川を合わせ,落合で下呂(げろ)町境の御前山付近から北流する鹿山(かやま)川と,長野県木曽郡王滝村境から流れる若栃谷を合流した大洞川を合流して小坂川となる。濁河川上流,御岳登山道6合目1,800m付近には濁河温泉とスキー場があり,昭和35年から御岳交通のバスが開通。また大洞川沿いの湯屋には湯屋温泉。落合には下島(したじま)温泉があり,小坂町を根拠地とする観光地となっている。流域一帯は面積2万4,000haの広大な森林で,この山林から切り出される木材は質量ともに県内第一を誇り,小坂町はその中心地である。




KADOKAWA
「角川日本地名大辞典」
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