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黒血川
【くろちがわ】


不破郡関ケ原町字山中の西方城山から東流し,山中集落を通って松尾山の北麓で藤古(ふじこ)川へ合流する。延長約2.5kmの小さな川。壬申の乱の時,大海人皇子軍と大友皇子軍の戦いがあった所といい(不破郡史),両軍の血潮が川水を黒く染めたので,黒血川の名がついたといわれる。山中には大友皇子(弘文天皇)を祀る八幡神社があり,山中集落東の藤下(とうげ)集落の小字名自害ケ峰は大友皇子の御陵と伝えられるなど,付近には大友皇子に関する史跡や伝承地が多い。




KADOKAWA
「角川日本地名大辞典」
JLogosID : 7105969