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越道峠
【こいどとうげ】


恵那郡付知(つけち)町猪組平(いぐみだいら)と加茂郡東白川村越原(おつぱら)の境界にある峠。二ツ森山脈の新巣(しんす)山と高時(たかとき)山の鞍部で標高約770m。命名は越原に由来すると思われるが不詳。江戸期に東白川村は苗木藩領であったので,城下との往来に利用され,明治以後も整備されて一時はバスも運行されていた。周辺の山は江戸期にはお立山(たてやま)として一般村民の出入りを禁じたので,松を中心とする針葉樹の美林が広がり,一部には原生林も残っている。




KADOKAWA
「角川日本地名大辞典」
JLogosID : 7106014