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十曲峠
【じっきょくとうげ】


中津川市落合字山中から新茶屋付近までの旧中山道の坂。東美濃の平坦部から木曽路への入口で標高400~500m。「石まじりの道をゆくゆく坂をのぼり,山中坂を三四町ばかりをまがりてのぼれば,落合の駅舎は遙かなる下に見ゆ,このあたりいよいよけわし,ここを十こく峠(十曲峠)といふ」(中山道紀行)。恵那山や美濃の山々の眺望がいい。延宝8年に敷設され,天明8年・文久元年・明治13年に大改修を行った石畳が残っていて,昭和39年県指定文化財となった。「送られつをくりつはては木曽の秋」という芭蕉句碑がある。




KADOKAWA
「角川日本地名大辞典」
JLogosID : 7106353