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十三峠
【じゅうさんとうげ】


旧中山道(上街道)の大井宿西方の中野(恵那市)と大湫(おおくて)宿(瑞浪(みずなみ)市)の間の急坂の総称。西行坂・槇坂・いわい坂・平六坂・べに坂・茶屋坂・新道坂・権現坂・樫木(かしのき)坂・順礼坂・曽根松坂・牛ケ洞坂・寺坂などからなる。木曽の桟とともに中山道の難所であったが,尾根道であったので,加賀の白山,木曽の御岳(おんたけ)山などの眺望を楽しめた。途中の槇ケ根(まきがね)・深谷・大久後(おおくご)に立場(たば)があり,老婆が餅を売る出茶屋(でぢやや)もあった。




KADOKAWA
「角川日本地名大辞典」
JLogosID : 7106541