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白川?
【しらかわ】


恵那郡加子母(かしも)村から加茂郡東白川村・白川町を流れる川。岐阜県と長野県の境にある三界山脈の三国山と小秀山の間に源を発し,加子母村を貫いてしばらく阿寺(あでら)断層に沿って東南へ流れ,加子母川と呼ばれる。加子母村万賀地内で急に流れを南西に変え,二ツ森山脈の尾城山と新巣山の間の先行性流路を通って東白川村に入り,大明神・親田・西洞・久須見(くすみ)・洞山・広野などの谷を合わせ,さらに小原で黒川(赤川)を合流し,河岐(かわまた)で飛騨川に注ぐ。流域面積289.3km(^2)。流路延長58.5km(うち河川法区域延長31.0km)。流域面積が広いため出水時の増水量も多く,また時間も長く主として濃飛流紋岩類から成る河礫が洗われて白く美しいことから白川と呼ばれたらしい。主要地方道白川加子母線はこの川に沿って河岸に発達する白川町・東白川村の諸集落を縫って通り,加子母村で国道257号に連絡する。白川はアユの漁場として有名で夏には大勢の釣人が訪れる。




KADOKAWA
「角川日本地名大辞典」
JLogosID : 7106598