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新穂峠
【しんぽとうげ】


揖斐(いび)郡坂内村諸家(もろか)と滋賀県坂田郡伊吹町甲津原(こうづはら)との県境にある峠。標高918m。かつて揖斐川上流部の山村は近江との文物交流が盛んであったが,3km南方の品又(しなまた)峠や3.5km西方の鳥越峠とともにその主要ルートであった。明治20年代に揖斐川本流から坂内川沿いに車道が開通してさびれたものの,昭和20年代まで諸家産の紙や品又(出作地)産の繭の搬出路として利用されていたが,品又の出作耕作地がスキー場やゴルフ場になるにつれてほとんど利用されなくなった。




KADOKAWA
「角川日本地名大辞典」
JLogosID : 7106653