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双六谷
【すごろくだに】


双六岳南斜面にある金木戸(かなきと)川(双六川の上流)の源流。双六川沿岸の渓谷をいうこともある。かつて双六村に属した。双六川は最奥の金木戸集落から上流を金木戸川といい,船津花崗岩類のなかを顕著な峡谷を形成,材木岩・盤の石・ねずみ石など安山岩の柱状節理がみられる。沢登りルートとして知られていたが,最近,支流の中ノ俣川・北ノ俣川沿いに富山県境近くまで林道が通じ,原集落のやや上流に比高700mの双六ダムが築造された。弘法大師ゆかりの伝承が多く,籠の渡りが現存し,釣人に利用されている。




KADOKAWA
「角川日本地名大辞典」
JLogosID : 7106723