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大八賀川
【だいはちががわ】


県北東部の川。乗鞍(のりくら)岳の西斜面日影平(ひかげだいら)山の西に源を発し,生井(なまい)川・山口川などの支流と合わせつつ西流し,高山盆地北部三福寺(さんふくじ)町で宮川に合流する。河川延長約22km(河川法区域延長約14km)。大島町地区で大きく北に曲がる部分で峡谷を成しているほかは,塩屋以西で河岸平野を伴い,漆垣内(うるしがいと)町・松之木町などの水田地帯を発達させる。支流生井川・山口川などは本流と並行して西流し,本流の屈曲点付近で合流している。高山市から長野県木曽郡開田(かいだ)村に通ずる国道361号は,高山市から大八賀川に沿って同市大島町に出て,そこから美女峠を越して飛騨川上流の大野郡朝日村に抜ける。また日影平にある国立乗鞍青年の家へは,塩屋町で分かれた道路が,支流生井川に沿って登っている。




KADOKAWA
「角川日本地名大辞典」
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