竹原川
【たけはらがわ】

県北東部の川。飛騨川（益田(ました)川）の支流。益田郡下呂(げろ)町御厩野(みまやの)北東，三国山近くの鞍掛(くらかけ)峠に源を発して西流し，同町三原で飛騨川に合流する。延長約12km（河川法区域延長約9km）。同町川合で乗政(のりまさ)川を，その下流部で夏焼方面よりの輪(わ)川を合流する。特に川合地内より上流部を御厩野川と呼ぶこともある。河川流路は中津川市より益田郡萩原町まで続く阿寺断層線に沿っている。御厩野・川合・乗政の各集落付近はやや開けた河岸平野が発達し，耕地も開けているが，飛騨川との合流点から川合までは比高約200mの狭い渓谷地形となる。中山道沿いの東濃と飛騨路を結ぶ飛騨街道が川沿いに通じ，舞台(ぶたい)峠を越えて恵那郡加子母(かしも)村に向かう。

KADOKAWA 「角川日本地名大辞典」 JLogosID : 7107031