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中野方川
【なかのほがわ】


木曽川の支流。恵那市中野方町北東蛭川(ひるかわ)峠に源を発し,中野方盆地の水を集めて西流,加茂郡白川町の赤川に沿うため赤川断層と称せられる断層崖により,方向を急角度で南東に転じ,笠置山と秋葉山の間を,赤川断層に沿って流れ,河合で木曽川右岸に注ぐ。延長約11km(河川法区域延長約10km)。上流の中野方盆地では河岸に近い沖積地と,それに続く崖錐の緩斜面が発達し,水田がよく開けて,住居が散在する中野方町の中心地。赤川断層沿いの下流部は狭い谷底の平地に,わずかの水田と2,3の小集落が立地するにすぎない。主要地方道恵那白川線は川沿いにさかのぼり,中野方町の主要部を通って北方の中野方峠を越えて白川町に達する。




KADOKAWA
「角川日本地名大辞典」
JLogosID : 7107545